素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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●先見の目を持つ男。伊集院光

伊集院光ホリプロ所属の芸人であり、ラジオパーソナリティー

 

その伊集院の冠番組に関する記事を書きたいと思う。

 

2007年に開始した「伊集院光のばんぐみ」 出演・企画・さらにはロケハンまで伊集院自身が行う低予算番組だ。

 

この「ばんぐみ」はシリーズ化されていて、「ばんぐみ」「しんばんぐみ」「IJP イジュウインパーク(この番組だけ制作スタッフが違う)」「ばらえてぃ」「てれび」となっている。

 

一貫しているのは「無名の若手を起用する」という点。

 

交流のある後輩とオーディションで選ばれたメンバーに出演してもらい基本ヒドい目に遭う内容なのだが、この無名芸人が今活躍している売れっ子に成長していることが多いのだ。

 

・たんぽぽ

白鳥久美子川村エミコのコンビ。「ばんぐみ」からの出演だが、その時はピン芸人同士だった。 「IJP イジュウインパーク」出演時にめちゃイケの新メンバーに抜擢され番組内でイジられていた。

 

小峠英二(バイきんぐ)

「ばらえてぃ」 からの参加。元々親交のある「だーりんず」の小田祐一郎をキャスティングする予定だったが、スケジュールNGだったため同じ事務所の小峠が起用されている。 なお、「ランナーズハイでわっはっは」ではキングオブコント優勝直前の不安そうな姿が見れる。

 

ANZEN漫才 草野球つながりでみやぞんに出会い、当時天然を隠してたみやぞんに「(素の)まんまでいいからな」と助言した伊集院。 この言葉がブレイクへと繋がったと本人は語る。番組内では「天才現る」と称されていた。

 

メイプル超合金ぷち観音の安藤なつが 「IJP イジュウインパーク」にオーディションで合格。ぷち観音解散後、メイプル超合金を結成する。その流れでカズレーザーも「てれび」に出演。というややこしい流れだが、赤い服を着ていない珍しいカズレーザーの姿が見れる。

 

アンゴラ村長にゃんこスター) 「てれび」のオーディションで選ばれる。選考理由は「アホっぽいから」 当時は「暇アフタヌーン」という女性コンビで、ブルーレイではネタを披露。もとい、なわとびを飛んでいる。

 

私は全シリーズ通して視聴していたが、あの画面の中からスターが輩出されるとは思ってもみなかった。特になわとびを飛んでいるだけだったアンゴラ村長は。 しかし伊集院光は違う。「先見の明」を持っているのか、はたまた「あげちん」体質なのかはわからないが 伊集院の目に留まる若手は未来の売れっ子の道を歩む可能性が高い。

 

2018年現在、ラジオの帯番組を担当している伊集院。時間的に難しいかもしれないが、また新しい「ばんぐみ」シリーズを作り、ニュースターを発掘して欲しいと私は願っている。