素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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夢追い人、ゆにばーす川瀬名人。

男女コンビ「ゆにばーす」。


そのツッコミである「川瀬名人」が私は好きだ。


ゴットタンで「とにかくやばい芸人2017」で一位になり、一躍脚光を浴びた。


M-1に人生を捧げ、M-1の為に生活する「ヤバイ」彼をゴットタンは見事に料理していた。


さらに川瀬名人のある公約が注目度を余計上げることになる。


M-1に優勝したその瞬間に芸人を辞める」


賞金も全額相方のはらにあげると言っていて、ヤバさが際立つ。


そんなM-1版高校球児、川瀬名人


「引退したら、どうする?」という質問には「世界遺産を巡る」と回答。


多分、周りが聞きたいのはそういうことじゃ無い。今後の人生を聞きたいのだ。


そして、Youtubeにその後の人生を語る動画があげられた。

www.youtube.com


「漫画を描きたい」


M-1優勝よりも漫画家になりたい気持ちの方が上だと言うのだ。


あんなに熱が入ってるM-1より上となると最早想像できないが、漫画家になってあるテーマの漫画を描きたいという。


それが「漫才」である。


「『火花』とか『べしゃり暮らし』とか、あれはあれで素晴らしいですけど、僕の思ってる芸人像じゃない。ちゃんとしたサクセスストーリーを書きたい。」


確かに「元漫才日本一の人間が描く漫才漫画」と聴くと魅力的だ。

 

今までお笑いを題材にした漫画作品は存在したが、『べしゃり暮らし』と比べると演者としての「リアルさ」が圧倒的に違う作品になるだろう。


そして、芸人が書く芸人の物語といえば又吉直樹の「火花」。川瀬は「自分の芸人像ではない」と言っていたが。


そう考えると、川瀬名人が漫画家として賞を取る日がもしかすると来るかもしれない。

 

2017年のM-1を見ていると、うっすらそんな可能性を感じる。


川瀬名人は漫画家という夢を追いかけている。M-1はまだ夢の途中だというのだ。


その夢は難しいと誰もが思うが、口だけの男では無いのが川瀬名人M-1の舞台に立てるだけの腕を磨ける男だ。


そして、べしゃり暮らしの作者「森田まさのり」は今年のM-1で勝ち上がっているという情報を、彼はどう思っているのだろうか。気になるところである。


私は川瀬名人の生き様が好きだ。だからこそ、あえてこの言葉を送りたい。

 


「さっさと引退しろ」