リンカーン大運動会が見せた「パワハラ」との向き合い方
昨日「リンカーン大運動会」が放送された。
2005年から2013年まで放送されたリンカーンの名物企画。終了後も年に一回のお祭りという事でリンカーンの名前を残し新作を放送している。
さて、番組冒頭の「選手宣誓」でいつもと違う動きがあった。
今年は相次ぐパワハラ問題が浮き彫りになったことを受け、浜田に注意を促すシーンがあった。
放送委員会役の子供が「浜田くん、これまでは見逃してきましたが、もうそういう時代じゃありません」とアナウンス。これには全芸人の歓声が沸いた。
「リンカーン芸人大運動会では暴力とパワハラを許しません」と宣言。
そこで選手宣誓の時、マイクの位置が上手くいかない浜田が「上げろや お前コラッ!」と言ったら「パワハラだ!」と騒ぎ立て、松本と宮迫がちょっと小突かれたら「痛あー」と叫ぶ。
笑いとしてはベタではあるが、昨今の問題を逆手に取った見事な団体芸である。
松本は過去にワイドナショーで 「パーマ大佐の『森のくまさん』事件」が取り上げられた際に
「パロディは本家がいて、その人を振りに使って笑いの部分はこっちが持っていく芸。」
「パロディって『おいおい、大丈夫か? 怒られんちゃうのか?』も含めて楽しんでいるところがある。『なんでもやっていいですよ』と言われてやっても面白くならない」とコメントした。
どこか危ない雰囲気を醸し出した方が笑いとしては面白い。「緊張と緩和」の緊張を出しやすいのではないだろうか。
【追記】
あと、個人的笑ったのは「カニvsゴリラ」だったなあ。