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2019年ブレイクなるか!?正反対の「金属バット」と「ぺこぱ」

2019年も明けて二週間が経ったが、今年もお笑い界に新しい顔が見えるようになった。
今回の記事は今年売れる、かもしれない2組を紹介する。


まずは「金属バット」


坊主の小林圭輔と長髪の友保隼平からなる大阪吉本所属のコンビだ。


昨年のM-1グランプリ2018で敗者復活戦に出場。異様な存在感を放ち、後日ケンドーコバヤシがラジオで「一日通して金属バットが1番おもろかった」と発言した。


この二人、パッと見の印象は「とにかくイカツい」。


漫才中も柄の悪い喋り方をするが、この怖い二人を女性ファンは「かわいい」と言う。


男には理解出来ない感覚だが、近年でブレイクした野性爆弾のくっきーを「かわいい」
と言ってる人も多いくらいだ。コワモテの中にある愛嬌を女性は「かわいい」と言っているのだろう。

 


そして今年の元旦に放送した「おもしろ荘」で優勝したコンビ「ぺこぱ」


和装のビジュアル系の松陰寺太勇と普通の格好をしたポンコツことシュウペイのオスカープロモーション所属のコンビだ。


彼らは昨年のM-1グランプリ2018で準々決勝まで勝ち進み、2019年元旦の「おもしろ荘」で優勝という成績を残した。


一度見ると忘れられない見た目に、一度見ると癖になるネタで客席の心を掴む。


さて、今回紹介した2組のネタは実に対照的であると言いたい。


金属バットがM-1の敗者復活で披露した「お見合い」で「女の顔は肩ぐらいにあるから殴りやすい」という、怖い男が怖いボケを繰り出した。


少数意見だがあの発言に気分を害した人をSNSで見かける。


「ボケだから別にいいだろ」と思うが、今の時代ではなかなか言いづらいボケである事も事実だ。
ツッコミの友保も荒いツッコミ方をする(技術ではなく言葉遣いが)


それに対して、ぺこぱはボケを肯定するスタイル。決してボケを否定したりはしない。

ツッコミで笑わせるスタイルはオール巨人が名付けた「近代漫才」のひとつと言っていいだろう。


コンプライアンスがうるさい現代にとって順応した漫才とも言える。


この対照的な2組の漫才師、もしかすると今年はこの2組が売れて共演する日が来るかも知れない。