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あの頃の青春をもう一度「爆笑オンエアバトル」

昨日、オンバト20周年記念特番が放送された。

 

1999年から2014年までNHKで放送された「爆笑オンエアバトル


100人の一般人が審査員となり、面白かった芸人に対してゴルフボールを転がす。
出場芸人の半分しか放送されないという「史上最もシビアなお笑い番組」だ。

 

今回の特番では最初に過去の出場者が昔の映像を観ながら語り合う「同窓会」的な企画を行う。


これも十分見ていて楽しいが、何度かやった事のある企画でもあり新鮮味は感じられなかった。

 

今回、最も盛り上がったのは第二部の方である。

 

現在活躍している「オンエアバトルに出場した事のない若手芸人」10組が、あの頃と同じ様にオンエアを勝ち取るための戦いを繰り広げるのだ。

 

その出場芸人10を選出したのが、R-1のファイナリストにも選ばれた「大輪教授」とM-1 2001の準優勝であり、オンエアバトル4代目チャンピオンの「ユウキロック」。
二人とも現在はお笑い養成所の講師を務めている。


今のライブシーンを観て選んだ10組が「オンバトらしさ」全開だった。

 

かが屋
キャメロン
空気階段
ザ・マミィ
東京ホテイソン
ネイビーズアフロ
ヒコロヒー
ファイヤーサンダー
宮下草薙
ヤーレンズ


そして見事オンエアを勝ち取った5組の中、一際目立っていたのが「ザ・マミィ」の酒井だった。

 

小学5年生の頃からオンエアバトルを観て、芸人を志した。夢に向かうキッカケをくれたオンエアバトルで見事勝ち抜いた嬉しさで号泣していた。それぐらい、いわゆる「お笑い第7世代」が影響を受けた番組なのだ。

 

今回の演出は爆笑オンエアバトル初期をそのまま使う素晴らしい手法だった。

 

2019年の今を駆け抜ける芸人をピックアップしながら我々の様な青春時代にお笑いを見ていた視聴者をノスタルジックな気持ちにさせてくれた。


そして、あの時の「空気感」を思い出させてくれる特番であった。

 

SNSではレギュラーとしての復活を望む声が多数ある。
もしかするとNHKの伝説の番組が毎週観れる日が来るのも時間の問題かもしれない。