素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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心は男前、アインシュタイン稲田の凄さ。

「ブサイク」


昔からいじめの原因になるマイナス要素だったりするが、これが「お笑い」の世界なら強力な武器になる。この「ブサイク」という武器を遺憾なく発揮している男がいる。


昨日のアメトーークで「稲ちゃんカッコイイ芸人」として取り上げられた漫才コンビアインシュタイン」の稲田直樹である。

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一度見たら忘れられない特徴的な顔面でよしもとブサイクランキングで殿堂入りを果たした稲田。


以前出演したロンドンハーツで相方がアンケートでこのように回答していた。


「色んな人が稲田をイジッているが、一番イジるのは稲田自身。」


普通ならコンプレックスに感じるものだが、その様子は全く無い。だからこそ平気で己をイジリ、思う存分「武器」を振り回す。


しかし、それが最初からだったわけではない。前コンビ「バンパイア」の時には顔面をイジるネタはしなかったという。その理由が「不細工って気づいてなかったから」


そんな稲田にある公式グッズがある。


それが「いなだまクッション」だ。

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笑いの方程式に「説明しすぎない」「余分な部分を削ぎ落とす」というものがあるが、まさに「いなだま」というキャラクターは最低限度の表現で稲田を表現している。


逆円錐の形に目・鼻・口、そしてメガネという子供でも描けるような図式でもしっかり「アインシュタイン稲田」とわかる。


その「いなだまクッション」の売上によるマージンは本人に入らない。何故なら

 

「お客さんが笑顔になるならそれでいい」

 

と価格を下げたから。


稲田が愛される要因がここで垣間見えるエピソードだ。


アメトーークでは稲田による名言が紹介されていたが、この場ではそれとは別にロンドンハーツで発言していたコメントを紹介したい。


「テレビNGと言われてましたが、なんとかここまで来れました。」


芸人の「顔」そのものがNGを出されるというショックな出来事だが、稲田のネガティブ皆無な思考がアインシュタインというコンビを成長させた。


今後の吉本興業を支える大きな柱になるのはもしかすると稲田なのかも知れない・・・