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「女芸人No.1決定戦 THE W 2018」感想

昨日「女芸人No.1決定戦 THE W」の決勝戦が行われた。今回はその感想を書き記す。


●1stステージ敗退


ゆりやんレトリィバァ


前回女王が2連覇を目指して挑んだのだが、結果は振るわず。
対決前のVTRで「面白いと思うんですけど、どうですか?」という提唱をしていたが
ミヤネ屋の一連のくだりのみで笑わせるのは厳しいだろと思った。
勝手な解釈で申し訳ないが、去年は「勝ちに行くネタ」で勝負して、今年は「やりたいネタで勝ちたい」という想いがあったのではないだろうか。


「吉住」


ニッチェにたったの17票差で敗れた吉住。
私自身が前から言っている「女芸人は恋愛ネタでは勝てない説」がここでも現れた。
風刺も効いた毒のあるネタで実に吉住らしいのだがハマらなかったのが残念だ。

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「根菜キャバレー」


陰と陽がぶつかった結果、お互いが消えてなくなってしまったかのような結果だ。
事務所の先輩、カンニング竹山が「ハマれば爆発」と言っていたが見事にハマらなかった。


紺野ぶるま


吉住同様、毒々しいネタで勝負したが振るわなかった。
「女に嫌われる女」といった印象。AKBをディスっていた時には客が引いていたのが画面越しに伝わった。
「芸人」のくだりで自虐を入れるパターンをしたらもう少し票が入ったかも知れない。

 

「紅しょうが」


また恋愛ネタで負けたパターンだが、タイマン形式じゃなかったら勝ち上がってたのかなという印象。
漫才の「根菜キャバレー」「合わせみそ」には確実に笑いをとっていたと思う。
来年も期待できるコンビではないだろうか。

 


5位「あぁ〜しらき」


阿佐ヶ谷姉妹とのサンバイザーかぶり。後攻に回ってたら票に影響したのだろうか?
最終決戦で客やヒロミを巻き込んでいた賞レースには珍しいタイプだった。
今大会でいう「牧野ステテコ枠」は間違いなく彼女だろう。


4位「合わせみそ」


ワードセンスは良かったが、漫才のテンポはあまり良くなかった。
二本ともイケメンを題材にしたネタは無理があったのかもしれない。
そして舘ひろしも、神田正輝も、2人とも何も悪くない。


3位「ニッチェ」


今年は噛んでる芸人が多い中(M-1含め)圧倒的な演技力で見事なコントを披露したニッチェ。
ガンバレルーヤ辞退の繰り上げ当選で運も見方に付けたのだが票は入らなかった。
個人的には黒マスクのネタはもっと票が入っても良かったと思えたのは、単純に共感していたからなのだろうか?


2位「横澤夏子


2回共、得意のおかあさんモノマネのコント。登場人物が一緒だから多分同一人物なのだろう。
最終決戦は順番もラストで悪くなかったが爆発力に欠けていたかもしれない。


1位「阿佐ヶ谷姉妹


「おばさん」という武器で挑んだコントは二本とも「設定がベタ」なものである。しかしそこをおばさん2人がやるというのがポイントであり異質な点だ。
1本目は狂気に満ちていたし、2本目は阿佐ヶ谷姉妹らしさが出ていた(結局歌ってた部分が)


コントも出来る事を証明した阿佐ヶ谷姉妹の今後に期待したい。