素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リアクションだけが見どころじゃない!?「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」

数々のヒット作を生んできたAmazonプライム・ビデオが、今年8月に新しい番組を制作していた。 「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」 www.amazon.co.jp ラジオで「私もぬるま湯に浸かってますよ」と発言した有吉にバッキバキのお笑い仕事をやってもらうという内容…

芸人界における嫉妬という感情

仕事で自分以外の人間に追い抜かれるという苦い経験はよくある事。それはお笑い界でも起こっている。 「アイツが売れやがって・・・」という感情に動かされた芸人が数名。 TKOの木本は当時ブレイクしていた「安田大サーカス」の小道具「クロちゃんが使う紙吹…

「仲間を助けた!?」youtuberカジサック。

2005年にサービスを開始した「Youtube」 2011年にはYoutubeによる広告収入を一般の人でも得られるようになり、ここから「youtuber」という職業が生まれた。 昨今ではテレビで活躍している「芸人」もyoutubeで自身のチャンネルを持つようになった。 それはYou…

一発屋の宝庫?!「電波少年」

昨日放送された「極上空間」。ゲストは髭男爵とスギちゃんだった。 「一発屋芸人」の代表格、総選挙でも一位を獲った髭男爵。 「ワイルドだろぉ〜」の台詞でブレイクした後、なぜか冠ロケ番組を数多く持つことになるスギちゃん。 「一発屋」「サンミュージッ…

忙しい芸能人は幸せなのか?

華やかな世界の代表格「芸能界」 そんな芸能界で第一線で活躍しているにも関わらず幸せそうに見えない人が少なからずいる。 脚本家として向田邦子賞を受賞した「バカリズム」 元々コンビで活動していたが解散。コンビ名をそのまま芸名にし、その後R-1で「ト…

もしかしたら「天才」が横行するかもしれない話。

若者のテレビ離れ、コンプライアンス問題と最近のテレビ業界は厳しい状況に置かれている。 そんな最中、演者は活躍の場が圧倒的に多くなり腕を磨き続けている。それは「若手芸人」にとってもだ。 10月頭にはキングオブコントで結成4年の「ハナコ」が優勝した…

君は「俺達バカ社長」を知ってるか?

「くうちゃん まーちゃん 俺達バカ社長」という番組をご存知だろうか。 2015年にテレビ埼玉で放送していた30分のバラエティ番組だ。 アメトーークの裏番組でテレビ埼玉のみの放送だったため知らない人も多いだろうがカルト的人気があった。 出演は「くうちゃ…

「笑い」に最も邪魔な存在。それは「観客」

最近のバラエティで「邪魔だな」と思う事が増えている。今回はそんな「邪魔」に関する事を書く。 未だに第一線で活躍を続けるお笑いコンビ「アンガールズ」 昔は「キモかわいい」と言われていたが、おじさんと呼ばれる年齢になり「キモ」だけが残る。 アンガ…

Kis-My-Ft2のゲームに向かう姿勢

Kis-My-Ft2。ジャニーズ事務所に所属する7人組のアイドルグループ。 昔からテレビ朝日ではバラエティで活躍するべく教育をしてきた。 「濱キス」という番組でよゐこ濱口からバラエティの向き合い方を教わり、そこから キス濱ラーニング↓キス濱テレビ↓OH!エル…

「幸せになったら終わりだよ」南海キャンディーズ

私の好きな芸人の一組。「南海キャンディーズ」 2004年のM-1で一躍有名になった男女コンビ。 山ちゃんこと山里亮太としずちゃんこと山崎静代。この2人と言えば「不仲」で有名だった。 先日放送の「ゴットタン」で「コンビ愛確かめ選手権」に出演。 「一番仲…

レギュラー第1回で見えた??「99人の壁」攻略法

「あなたの最愛の知識を100万円に変えてみませんか?」 3回の特番を経て昨日レギュラー化の第1回が放送された「超逆境クイズバトル!! 99人の壁 」 www.fujitv.co.jp 俳優・佐藤二郎がバラエティの司会初挑戦のこの番組。 100人の中から選ばれた1人…

アキラ100%の批判における現代日本

毎年アンケートが取られる「嫌いな芸人ランキング」「消えそうな芸人ランキング」一般社会においてネガテイブな順位を付けられてるのは奇妙かつ恐怖でしか無いのだが、笑いの世界においては「目立てる」というプラスに働くことになる不思議な現象だ。 様々な…

カンニング竹山の魅力が存分に出ている番組。それが「ザキヤマ&河本のイジリ番組」

カンニング竹山。 キレキャラでブレイクした彼だが最近ではすっかりコメンテーターの顔で露出することが多くなり、キレる姿を目にしなくなった。 しかし、彼はキレ芸をやめたわけでは無い。というか、やめれないのだ。 その原因が今回記事にするフジテレビの…

リンカーン大運動会が見せた「パワハラ」との向き合い方

昨日「リンカーン大運動会」が放送された。 2005年から2013年まで放送されたリンカーンの名物企画。終了後も年に一回のお祭りという事でリンカーンの名前を残し新作を放送している。 さて、番組冒頭の「選手宣誓」でいつもと違う動きがあった。 今年は相次ぐ…

「FREEZE」全五話を終えて・・・

※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方は 「 FREEZE」をご覧になってからお読みください。 本日「 FREEZE」 の最終話が配信された。 「動かない戦い」という珍しいジャンルで世間を賑わせたが、いざ始まると酷評の嵐。良くも悪…

夢追い人、ゆにばーす川瀬名人。

男女コンビ「ゆにばーす」。 そのツッコミである「川瀬名人」が私は好きだ。 ゴットタンで「とにかくやばい芸人2017」で一位になり、一躍脚光を浴びた。 M-1に人生を捧げ、M-1の為に生活する「ヤバイ」彼をゴットタンは見事に料理していた。 さらに川瀬名人…

笑いを分析したいなら「冗談手帳」

BSフジではあるお笑い番組が2016年から放送されている。その名は「冗談手帳」 www.bsfuji.tv 毎回1組の芸人が自信のネタと、お題に沿った「実験ネタ」の二本を披露。今後売れるためのブレスト(会議)をする番組である。 この番組のホストは放送作家の鈴木お…

人を馬鹿にする笑いは終わったのか

お笑い界で最近まことしやかに囁かれている「人を馬鹿にする笑いは終わった」という説。 ネットではよく見かけるこの意見、果たして本当にそうなのだろうか。 日経エンタテインメントで調査した「好きな芸人ランキング」を見るとサンドウィッチマンが一位を…

お笑い芸人にとって一番大事なもの、それは・・・

『芸人に一番必要なものは何なのだろうか』 youtubeにある動画がアップロードされた。 www.youtube.com M-1ファイナリスト「ゆにばーす」の川瀬名人が語ったのは「どうすれば売れるのかを先輩に相談した話」 ナイナイ岡村、ダウンタウン両名の意見が一致して…

脱じゃない方芸人「ドランクドラゴン 鈴木拓」

「じゃない方芸人」 コンビ・またはトリオ芸人で目立たない存在の芸人を示す言葉で「アメトーーク」がこの言葉を世に広めた。 定期的に行うこの「くくり」。最近では博多大吉が「じゃない方」を脱却し、現じゃない方にアドバイスを与える「先生」のポジショ…

賞レースの採点方法を考える

芸人にとって切っても切り離せない存在「賞レース」2001年から始まったM-1グランプリを皮切りに様々なお笑い賞レースが誕生した。 そこで最も重要視されるのが「採点方法」ルールが違えば同じ出場者・同じネタをやったとしても順位が変わってくる。ぶっち切…

「 FREEZE」から見えるバラエティのパワーハラスメント

※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方はご注意下さい。 本日、「 FREEZE」の第4話が配信された。 やはり際立っていたのがタランチュラに対して微動だにしなかったクロちゃんだろう。 岩尾・鈴木が席を離れてしまう中、クロち…

努力の人?レイザーラモンRG

1997年結成の「レイザーラモン」 今やHGよりあるあるやモノマネ芸が光るRGの方がテレビに出ているイメージだが、正直言って10年前はこんな事になるだなんて全く思わなかった。 HGがハードゲイキャラで大ブレイクしていた2002年。彼はまだ「出渕誠」だった。 …

「AI育成お笑いバトル 師匠×弟子」はバラエティ寄りのドキュメントだった

NHK BSプレミアムで放送された番組「AI育成お笑いバトル 師匠×弟子」 簡単に言うと「人工知能に大喜利をさせる」番組である。 「機械に笑いなど分かるのか?」と思いがちだが、AIは「人工知能」というだけあって学習能力がある。「笑い」という人間味をどれ…

オールスター後夜祭で再現された「アレ」

昨日の深夜にオールスター感謝祭のスピンオフ番組「オールスター後夜祭」が放送された。 感謝祭のセットをそのまま使用し、出場する芸人は売れっ子少々・若手と一発屋が多数を占める「そんなに費用が要らない」番組である。 水曜日のダウンタウンを手掛ける…

子供に向けたシンプルイズベスト「わらたまドッカーン」

NHKのお笑い番組といえば真っ先に思い浮かぶのが「オンエアバトル」 その番組が無くなった今、NHKで新たなお笑い番組が放送されている。 毎週月曜の6:50から放送されている10分番組「わらたまドッカーン」だ。 「子供にウケる芸人を目指し、2組が3分ネタで勝…

クロちゃんの魅力。それは「変わらなさ」

今やすっかり「クズ芸人」と呼ばれるようになった「安田大サーカス」のクロちゃん。 10年ほど前は「コワモテだが声が高い」という濃ゆいキャラ芸人として認知されたのだが、そんな強烈キャラも薄くなってしまうような「アイマスク芸人」だ。 もはや「虚言…

完全に方向性を間違えた「ENGEIグランドスラム」

9月29日「ENGEIグランドスラムLIVE」が放送された。2015年から開始している番組で初の生放送だったが、完全に「失敗」だと思う。 まず、ゲストが要らない。 最近のバラエティでは俳優が呼ばれるケースか多い。視聴者率稼ぎだったり番宣だったりと理由は多々…