素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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リアクションだけが見どころじゃない!?「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」

数々のヒット作を生んできたAmazonプライム・ビデオが、今年8月に新しい番組を制作していた。


有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」

www.amazon.co.jp


ラジオで「私もぬるま湯に浸かってますよ」と発言した有吉にバッキバキのお笑い仕事をやってもらうという内容。


一言で表現するなら「雑なお笑いウルトラクイズ


有吉自身が集めた「お笑いアベンジャーズ」6人がローションまみれになった後巨大すべり台から熱湯にダイブしたり、BB弾で撃たれたり、ウ〇コの臭いがする水をぶっかけられたりする。その体を張った芸人の姿は日本テレビの「ビートたけしお笑いウルトラクイズ」を彷彿とさせる。


さらに、序盤で芸人達が気付く。


山崎が「こう言ったらあれだけど(スタッフが)あんま解ってない(会場の)設定のような気がするね。」


「クレイジーな設定してるよね」


「金かかってて雑って一番ヤバイよね」


その直後、不意に爆発音が聞こえる。スタッフがざわざわしてるのを見て「これトラブルですね」と芸人もざわつく。


Amazonからの課題は「地図上に進みゴールを目指す」というものだが、山崎の言っていた「雑さ」が露呈していた。


数多く掘られた落とし穴にカメラマンが落ち、走りながら撮影していたカメラマンの真下で爆破が起きた。


もちろん安全には細心の注意を払っているためカメラマンに怪我は無かったが、爆破に巻き込まれるという「引田天功」ぐらいしか聞いたことのない事故を目の当たりにした芸人たちは本気でビビる。本当に「金がかかって雑」な現場だった。


他にも酷いことに遭う芸人達の勇姿を是非見て頂きたいが、この番組の見どころはこれだけではない。


最終話の第6話。これはAmazon史上最長の4時間38分という途轍もなく長い配信となっている。


内容は「クリアできると思ってなかったから予算全部使っちゃった」と言われた有吉が「枠だけ埋めりゃあいいんだろ?」と予算ゼロの中で何かを撮影することを承諾。


それで撮影したのが「自宅でくつろぐ有吉」それが約100分という大ボリュームで流れていた。(本当に有吉の自宅かは不明)


その後、収録に参加したお笑いアベンジャーズの打ち上げをほぼノーカットで配信した。1次会1時間半・2次会1時間弱という長尺だ。


正直、最初の有吉が自宅でくつろぐというクソみたいな時間はすっ飛ばしていい。


その後の打ち上げは、本当に普段やってる打ち上げをそのまま撮影しているように見えるのだ。


多少なりともプロの芸人としてスイッチを入れているとは思うが「あの時のアレが・・・」といった思い出話に花を咲かせる姿はコアなお笑いファンにとっては少しだけ魅力的に映る。

 

もちろん少しだけだが。そして大多数が批判的だが。


二次会では竹山が合流し、いつものザキヤマがイジるくだりが発生。

 

「プライベートでも本当にこんな感じなんだろうな」と思わせるVTR。是非とも見て頂きたい。


そして最後には制作の謝罪が入る


5時間という尺を埋まるため
長々とほぼノーカットの
くだらないものにお付き合いいただき
誠にありがとうございました。
そして配信を無駄遣いしたことを
お詫び致します。


「ホントだよ」と思いながらも、私は繰り返し見てしまった。謎の魅力に取り憑かれたようだ。