出川哲郎の現在、過去、未来・・・
昨日の「マツコ・有吉 かりそめ天国」では2人が出川哲郎を語る場面があった。
ネガティブなランキングでは必ず名前が挙がる出川がここ最近好感度がうなぎ登り。冠番組やCMも多数あり、出川哲郎の扱われ方が変わった。
しかし有吉は言う。
『(出川の)頭蹴ったら「酷い!可哀想」って。違うんだよ出川さんは頭蹴って欲しいんだよ!!』
恐らく芸人キャノンボールの事だろう。確かにあの蹴りは強めで咽ていたが、笑いが起きて出川も本望だろう。(他の番組でも蹴ってるかもしれないが)
出川哲郎だけでなく、そもそもリアクション芸を見る機会が減ったが、最近は「これは芸だから」「口では嫌と言ってるけど心の中ではオイシイと思ってる」といった発言が多くみられる。
昔はそれを語る場面はラジオか雑誌のインタビューぐらいだった。テレビで発言するのは最近になってからだ。
単純な話、言わなきゃわかんない人が多くなったからではないだろうか。
そして明らかに芸人【出川哲郎】を取り巻く環境は変わった。
以前「ダウンタウンなう」で出川がゲスト出演した際、松本人志に「正直、今の状況はやりづらいでしょ?」と聞かれ、「いやいや、今まで散々嫌われてきたんだからこれぐらい好かれるのは有難い」と言っていた。
最近になって好感度が上がっているが、昔からテレビ業界では出川を重宝していた。
有名なエピソードだが、「恋のから騒ぎ」で出演者の1人が「二流になりたい」と言い、「誰みたいになりたい?」と聞かれ出た名前が「出川さん。」
それを聞いた明石家さんまが「出川は一流や!」と一言。
大御所からハッキリと芸を認められた出川は号泣したという。
過去の出川哲郎・今の出川哲郎を書き記したが、未来の出川哲郎はどうなのだろうか。
昔「ブラマヨのゆかいな仲間たち」でこう語っていた。
『おじいちゃんになってもリアクションしたい。「可哀想」じゃなくて「バカだなあ」と思われたい』
今の状況下ではその想いは残念ながら届いてない様子。できれば次の年号に変わっても、ジジイになった出川哲郎でも笑う時代になって欲しいものである。