素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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「笑い」に最も邪魔な存在。それは「観客」

最近のバラエティで「邪魔だな」と思う事が増えている。今回はそんな「邪魔」に関する事を書く。


未だに第一線で活躍を続けるお笑いコンビ「アンガールズ


昔は「キモかわいい」と言われていたが、おじさんと呼ばれる年齢になり「キモ」だけが残る。


アンガールズの田中は少し喋るだけで観客の女子が「キャー」と騒ぐ。


この「キャー」が視聴者にとって不快でしかない。


ネタ番組でもそうだ。笑いを産むため「異常」を芸人が演じていても、客は「本物の異常者」と見て悲鳴をあげる。


ネタ終わりに番組MCが「ネタだからね」とフォローを入れる姿を何度も見た。


そんなくだりを「ネタと現実の区別も付かないのか」と呆れながら見ている人も大勢いるだろう。


「『キャーとか言わないでください』って伝えなければわからないのか」


その通り、わからないのである。


番組の収録ではお客さんを入れる場合は前説が会場を盛り上げ、諸注意などをアナウンスする。


「リアクションは大きく」と大勢の観客に説明する。


笑うのもリアクションだが、引くのも立派なリアクション。だから「引かないで」とは言いづらい。これが原因であんな悲劇が生まれているのではないだろうか。


番組を盛り上げる為には反応がないとつまらなく見えてしまうため引くリアクションもアリだと制作側は判断しているのだろう。


だがその反応が無かった番組がある。「キングオブコント2018」だ。

bigintercourse.hatenablog.com


前にも記事にしたのだが、賞レースとしては最高の観客だった。


しかし、こんな噂もある。「あの観客は仕込みではないのか?」


M-1やR-1と違い、観客の感想がSNS上で出ないというのだ。


真相の程は定かではないが、これが本当ならテレビ局側も邪魔だと感じていることになるが、今の視聴者にはその想いが届かない。

 

「ウザイ」と思われながらまた邪魔な観客の悲鳴が聞こえてくることだろう。