子供に向けたシンプルイズベスト「わらたまドッカーン」
NHKのお笑い番組といえば真っ先に思い浮かぶのが「オンエアバトル」
その番組が無くなった今、NHKで新たなお笑い番組が放送されている。
毎週月曜の6:50から放送されている10分番組「わらたまドッカーン」だ。
「子供にウケる芸人を目指し、2組が3分ネタで勝負。小学生がジャッジをし、玉入れ形式で面白かった芸人の勝敗を決める」という番組である。
なぜNHKは笑いとボールを一緒にしたがるのかはさておきこの番組、大人が観ても楽しめると私は思っている。
まず子供にウケるネタを披露しなければならない芸人は、当然だが難解なネタを選ばない。
子供に寄せたネタをわざわざ作ってくる芸人もいれば、普段やっているネタをそのままやる芸人もいる。各々考える「子供に伝わるかどうかのライン」が違うのが面白い。
お客であり審査員の子供たちはネタ中にチャチャを入れることもあるが「まぁ、子供だからな」と思えるし、なんだったら芸人側が子供たちに話を振ることもある。それが新鮮である。
さらに2組が3分を披露するというのも観る側にとっては丁度いい。
10分番組の中に2組のネタを見れるという、忙しい現代日本にはピッタリな番組だ。
子供番組と侮る無かれ、芸人たちはキッチリ仕事をこなして子供たちの笑いを取る。
テレビの向こう側では子供だけでなく、大人達もちゃんと笑わせてくれる番組。それが「わらたまドッカーン」だ。