素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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努力の人?レイザーラモンRG

1997年結成の「レイザーラモン


今やHGよりあるあるやモノマネ芸が光るRGの方がテレビに出ているイメージだが、正直言って10年前はこんな事になるだなんて全く思わなかった。

 

HGがハードゲイキャラで大ブレイクしていた2002年。彼はまだ「出渕誠」だった。


人気絶頂の頃に出場したM-1予選では「HGとその相方の出渕」の姿だった。


それから暫くすると彼は「リアルゲイ」のキャラを生み出し「RG」と名乗るようになった。


その頃は完全なる「絡みづらいキャラクター」で、じゃない方芸人のレールにしっかり乗っていた。

 

さらにRGは芸人として致命的な「噛みやすい」というマイナスの特徴があった。


ケンドーコバヤシがすべらない話で披露した「誰が妻夫木聡なんですか!」を「誰がトゥマバルクタカトシなんですか!」とあり得ない噛み方をしたり、「ケンドーコバヤシのテメオコ」というラジオ番組にゲスト出演した際は噛みまくった結果、最終回でマザーコンピュータが「言語化出来ない言葉」と認識できず爆発。RGが世界を救った・・・というラジオドラマのネタにされたりと「ちゃんと喋ることができない」芸人だった。

 

だが今では噛み芸というトラブルは産まず、しっかりと自分の芸で笑わせている。

 

皆忘れていると思うが、THE MANZAIのファイナリストであり、一応R-1ぐらんぷりでは3位になる程ネタもしっかりできる。

 

「じゃない方芸人」であり、「ポンコツ芸人」だった10年前の面影は既にない。

 

たまにRGを見ていると「努力」の大切さを痛感させられる。そんな感情が生まれるのは私だけだろうか。