「なぜアイツが?」FREEZEに勝ち残る判断基準
※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方はご注意下さい。
Amazonと松本人志が手がける新作バラエティ「FREEZE」
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GJSFX98/ref=dvm_jp_pv_sm_tw_md_000089
この番組、ドキュメンタルと比べ物にならないくらい批判が多い。
とにかく動いてはいけないルールの中、メチャクチャにされる8人の参加者を見て「パワハラだ」という意見が多数。さらに第2話には「セクハラ」も加わって視聴から不満の声が出ている。面白いけど。
しかし、このハラスメントに関する批判よりもはるかに多い意見がある。
「判定基準」である。
第1話でフジモン・クロちゃんが、第2話でしずちゃん・のんちゃんが脱落した。
しかしどう考えてもボビーが動いてた。
第2話に至っては椅子から転げ落ちている。
なぜボビーが生き残っているのか?視聴者は全員思っている筈だ。
恐らく、制作側と視聴者側が思う「競技としての本気度」が合っていないのではないだろうか。
「ドキュメンタルに続く第2弾」のアナウンスを受けた視聴者は「ドキュメンタルぐらいのガチな勝負」だと思いながら見ているだろう。
しかしフリーズはあくまで「バラエティ」でありドキュメントではない。
バラエティとして考えると、リアクションしない勝負にリアクションしてしまう人がいた方が面白い。必要不可欠な存在なのだ。だからあえて全然フリーズできてないボビーを残したのではないだろうか。
ここからは3話以降の予想になるが、次のステージで鈴木奈々・ボビーが落とされ、ユカイ・カーくんが決勝に進出する。なぜなら賞金100万円がかかった勝負は「ガチ」でなければ視聴者も、出場者も納得がいかないからだ。
そして落ちた6人が敗者復活に挑む。そこで行われるのがCMで出ていた「大量の蛇」「クロちゃんの顔を這うタランチュラ」である。
その敗者復活を見ながら「俺たち、残って良かった」とカーくん辺りが言うのだろう。
誰が何人敗者復活して、誰が100万円を手にするのかはわからない。ただ、第3話まで残されているボビーはバラエティとしての「役割」があるから残っているのだろう。
もしかすると、「フリーズ」は「ドキュメンタル」より真剣に見ずに、ラフな感じで見るバラエティなのかもしれない。