素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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15年の思いを言葉にした、南海キャンディーズのしくじり先生。

昨日「しくじり先生 俺みたいになるな」にお笑いコンビ・南海キャンディーズが先生として出演した。


山里の「すぐ自分と他人を比べて嫉妬する」性格が災いしコンビ崩壊した二人の芸人人生を紹介した。


私は2004年のM-1グランプリから南海キャンディーズが好きになり、山里亮太のラジオを聞いていた。それぐらい南海キャンディーズにハマッた。


個々のエピソード(主に山里のクズ行為)は聞いたことあるものばかりだが、それを教科書にして時系列を追って説明すると理解がより深まる。


男女コンビの話なので同じ境遇のメイプル超合金・安藤なつが山里の強烈すぎる行為に嗚咽する。他の女性生徒も冷たい目をしていたのが印象的だった。


恋愛話なんかひとつもしてないのにまるで「山里は女の敵」の様に見えたのが番組演出の凄さだったといえるだろう。


さらに担任のオードリー若林は山里と公私共に仲が良く二人で漫才を作り上げる番組「たりないふたり」を行っていた。


(ちなみに時系列だと「たりないふたり」をやっていた頃から南キャンの仲は良好に向かう)


その2人のコンビネーションが素晴らしい。若林が山里をこき下ろしたり、山里が若林に怒るようなツッコミを入れたり、しずちゃんとはまた違った「コンビ感」が出ていた。


授業の後半、不仲だった2人が苦難を乗り越えて関係良好になるまでをありのままに伝える。「しくじり先生」のいつも通りの流れだ。そこに、冒頭で言っていた「5年前にオファーが来たが断った」という行動に繋がってくると私は思った。


授業の最後に、山里はしくじった過去を清算するようにしずちゃんに気持ちをぶつけた。


「15年で一度も言ってないシンプルな言葉がある。」


「今までごめんなさい。」


2013年の時には言えなかった謝罪の言葉。今になってようやく言えたということは、山里亮太が「嫉妬」で他人を傷つけるような人間から脱却した証といえるだろう。

本当に良い授業だった。