素人の批評は痛々しい。それでも「笑い」を語りたいんだ。

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2018-01-01から1年間の記事一覧

アキラ100%の批判における現代日本

毎年アンケートが取られる「嫌いな芸人ランキング」「消えそうな芸人ランキング」一般社会においてネガテイブな順位を付けられてるのは奇妙かつ恐怖でしか無いのだが、笑いの世界においては「目立てる」というプラスに働くことになる不思議な現象だ。 様々な…

カンニング竹山の魅力が存分に出ている番組。それが「ザキヤマ&河本のイジリ番組」

カンニング竹山。 キレキャラでブレイクした彼だが最近ではすっかりコメンテーターの顔で露出することが多くなり、キレる姿を目にしなくなった。 しかし、彼はキレ芸をやめたわけでは無い。というか、やめれないのだ。 その原因が今回記事にするフジテレビの…

リンカーン大運動会が見せた「パワハラ」との向き合い方

昨日「リンカーン大運動会」が放送された。 2005年から2013年まで放送されたリンカーンの名物企画。終了後も年に一回のお祭りという事でリンカーンの名前を残し新作を放送している。 さて、番組冒頭の「選手宣誓」でいつもと違う動きがあった。 今年は相次ぐ…

「FREEZE」全五話を終えて・・・

※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方は 「 FREEZE」をご覧になってからお読みください。 本日「 FREEZE」 の最終話が配信された。 「動かない戦い」という珍しいジャンルで世間を賑わせたが、いざ始まると酷評の嵐。良くも悪…

夢追い人、ゆにばーす川瀬名人。

男女コンビ「ゆにばーす」。 そのツッコミである「川瀬名人」が私は好きだ。 ゴットタンで「とにかくやばい芸人2017」で一位になり、一躍脚光を浴びた。 M-1に人生を捧げ、M-1の為に生活する「ヤバイ」彼をゴットタンは見事に料理していた。 さらに川瀬名人…

笑いを分析したいなら「冗談手帳」

BSフジではあるお笑い番組が2016年から放送されている。その名は「冗談手帳」 www.bsfuji.tv 毎回1組の芸人が自信のネタと、お題に沿った「実験ネタ」の二本を披露。今後売れるためのブレスト(会議)をする番組である。 この番組のホストは放送作家の鈴木お…

人を馬鹿にする笑いは終わったのか

お笑い界で最近まことしやかに囁かれている「人を馬鹿にする笑いは終わった」という説。 ネットではよく見かけるこの意見、果たして本当にそうなのだろうか。 日経エンタテインメントで調査した「好きな芸人ランキング」を見るとサンドウィッチマンが一位を…

お笑い芸人にとって一番大事なもの、それは・・・

『芸人に一番必要なものは何なのだろうか』 youtubeにある動画がアップロードされた。 www.youtube.com M-1ファイナリスト「ゆにばーす」の川瀬名人が語ったのは「どうすれば売れるのかを先輩に相談した話」 ナイナイ岡村、ダウンタウン両名の意見が一致して…

脱じゃない方芸人「ドランクドラゴン 鈴木拓」

「じゃない方芸人」 コンビ・またはトリオ芸人で目立たない存在の芸人を示す言葉で「アメトーーク」がこの言葉を世に広めた。 定期的に行うこの「くくり」。最近では博多大吉が「じゃない方」を脱却し、現じゃない方にアドバイスを与える「先生」のポジショ…

賞レースの採点方法を考える

芸人にとって切っても切り離せない存在「賞レース」2001年から始まったM-1グランプリを皮切りに様々なお笑い賞レースが誕生した。 そこで最も重要視されるのが「採点方法」ルールが違えば同じ出場者・同じネタをやったとしても順位が変わってくる。ぶっち切…

「 FREEZE」から見えるバラエティのパワーハラスメント

※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方はご注意下さい。 本日、「 FREEZE」の第4話が配信された。 やはり際立っていたのがタランチュラに対して微動だにしなかったクロちゃんだろう。 岩尾・鈴木が席を離れてしまう中、クロち…

努力の人?レイザーラモンRG

1997年結成の「レイザーラモン」 今やHGよりあるあるやモノマネ芸が光るRGの方がテレビに出ているイメージだが、正直言って10年前はこんな事になるだなんて全く思わなかった。 HGがハードゲイキャラで大ブレイクしていた2002年。彼はまだ「出渕誠」だった。 …

「AI育成お笑いバトル 師匠×弟子」はバラエティ寄りのドキュメントだった

NHK BSプレミアムで放送された番組「AI育成お笑いバトル 師匠×弟子」 簡単に言うと「人工知能に大喜利をさせる」番組である。 「機械に笑いなど分かるのか?」と思いがちだが、AIは「人工知能」というだけあって学習能力がある。「笑い」という人間味をどれ…

オールスター後夜祭で再現された「アレ」

昨日の深夜にオールスター感謝祭のスピンオフ番組「オールスター後夜祭」が放送された。 感謝祭のセットをそのまま使用し、出場する芸人は売れっ子少々・若手と一発屋が多数を占める「そんなに費用が要らない」番組である。 水曜日のダウンタウンを手掛ける…

子供に向けたシンプルイズベスト「わらたまドッカーン」

NHKのお笑い番組といえば真っ先に思い浮かぶのが「オンエアバトル」 その番組が無くなった今、NHKで新たなお笑い番組が放送されている。 毎週月曜の6:50から放送されている10分番組「わらたまドッカーン」だ。 「子供にウケる芸人を目指し、2組が3分ネタで勝…

クロちゃんの魅力。それは「変わらなさ」

今やすっかり「クズ芸人」と呼ばれるようになった「安田大サーカス」のクロちゃん。 10年ほど前は「コワモテだが声が高い」という濃ゆいキャラ芸人として認知されたのだが、そんな強烈キャラも薄くなってしまうような「アイマスク芸人」だ。 もはや「虚言…

完全に方向性を間違えた「ENGEIグランドスラム」

9月29日「ENGEIグランドスラムLIVE」が放送された。2015年から開始している番組で初の生放送だったが、完全に「失敗」だと思う。 まず、ゲストが要らない。 最近のバラエティでは俳優が呼ばれるケースか多い。視聴者率稼ぎだったり番宣だったりと理由は多々…

「なぜアイツが?」FREEZEに勝ち残る判断基準

※この記事にはネタバレが含まれています。まだご覧になられていない方はご注意下さい。 Amazonと松本人志が手がける新作バラエティ「FREEZE」 https://www.amazon.co.jp/dp/B07GJSFX98/ref=dvm_jp_pv_sm_tw_md_000089 この番組、ドキュメンタルと比べ物にな…

キングオブコントの「完全シークレット」はアレを決めたかったから?

先週土曜、11回目のキングオブコントの決勝が行われた。優勝は「ハナコ」。納得のキングだ。 さて、今回は新しい試みが多く見られた。 ネタ時間を4分から5分に変更し、ファイナルステージ進出が5組から3組に減った。 そして最も異質だったのが「ファイナリス…

戦慄が走ったAmazon新番組

9月10日。Amazonの新番組に関しての情報が解禁された。 「ドキュメンタル」を創り上げた松本人志の最新作。「今年最大の悪だくみ」と称した番組、 その名も「FREEZE」(フリーズ) 一言で説明するなら「動かなかった奴の勝ち」 賞金100万円を賭…

さよなら高校生クイズ

ブログで語る位、私は「お笑い」というジャンルが好きだが、もう一つ好きなテレビ番組がある。それが「クイズ番組」だ。 頭脳を駆使して答えを導き出すため孤軍奮闘する出演者はとても格好良く映るが、それだけでなく「自分も画面越しに参加できる」という点…

「全力!脱力タイムズ」は売れっ子に厳しく、一発屋に優しい番組だ。

フジテレビで毎週金曜放送される「全力!脱力タイムズ」 観ていない人に一言で説明するのなら「報道の皮を被ったどバラエティ」と伝える。 パッと見は加藤浩次や設楽統を連想させるような真面目な姿のアリタ哲平(この番組ではカタカナ表記)に他のワイドシ…

ハリウッドザコシショウの底力

先日の水曜日のダウンタウン「人を笑わせられる距離の限界100m説」で他の芸人に圧倒的な差をつけて優勝した。 ハリウッドザコシショウといえばR-1ぐらんぷりのチャンピオン。そして、まだ見ていない人にはネタバレになるが「ドキュメンタル5」の優勝者でもあ…

全力脱力タイムズの山里が完璧だった件。

8月17日放送の「全力!脱力タイムズ」を視聴した。ゲストは南海キャンディーズ山里亮太と蒼井優。 山里のツッコミはこの番組にバッチリハマっていた。 普段から他の共演者にいじられてツッコミをしているからなのであろうか、的確かつ分かりやすいツッコミで…

女芸人No.1決定戦 THE Wは最高の大会だ!

今年も「女芸人No.1決定戦 THE W」の開催が発表されたね! natalie.mu 僕はお笑い賞レースの中でもTHE Wが大好き!今年も開催されて嬉しいよ!今日は僕が思うTHE Wの魅力を余すことなく書こうと思うよ! ・女性の社会進出やっぱりまずコレだよね…

●先見の目を持つ男。伊集院光

伊集院光。ホリプロ所属の芸人であり、ラジオパーソナリティー その伊集院の冠番組に関する記事を書きたいと思う。 2007年に開始した「伊集院光のばんぐみ」 出演・企画・さらにはロケハンまで伊集院自身が行う低予算番組だ。 この「ばんぐみ」はシリーズ化…